乾燥昆布の白い粉は甘み成分 低フォドマップはどう?!
和食料理に活躍する昆布、乾燥昆布を買うと大抵昆布に白い粉が付いています。
この白い粉は何かしら? 低フォドマップ食としてはどうなのかしら?
今回は乾燥昆布の白い粉についてです。
白い粉は甘み成分マンニトール
乾燥した昆布の表面によく付いている白い粉、これはマンニット(マンニトール)という甘み成分で、糖アルコールという甘味料などにも使われる物質の一つです。
そもそもマンニットは昆布の中身に含まれている成分です。
昆布を乾燥させると水分が外へ出ていきますが、そのとき昆布に含まれている成分も水分と共に外へ出ていきます。その後、昆布の外で乾燥し、昆布に付いた白い粉になります。
昆布にはグルタミン酸という旨味成分が含まれていますが、そのグルタミン酸と並び、マンニトールも美味しさの元になる成分のひとつです。
こちら、自宅で保管中の北海道乾燥昆布ですが、やはり白い粉が付いているのが見えます。
この白い粉、私も最初は昆布に付着した汚れかと思い、いつも洗って流していましたが、そのまま使うほうが昆布を美味しく生かせそうですね。
表面の砂などが気になる場合は、硬くしぼったぬれふきんでさっとふき取るのが良いようです。
参照:マンニット(マンニトール)|昆布の成分と健康機能|昆布の栄養機能研究会
マンニトールは高フォドマップ
低発酵なものを食べて腸の調子を整える低フォドマップ食事法ではどうかと言うと、
糖アルコールのマンニトールは高フォドマップです。
(参照:低フォドマップ研究結果を発表したモナッシュ大の資料↓) http://coffeedoctors.jp/news/wp-content/uploads/sites/3/2015/04/ead7bd1c50648dd8b3b0a1857d1741e7.jpg
昆布に付いている白い粉のマンニトール、昆布で出汁を取るときにはだいぶ密度が薄くなっているのではないかと予想します。
低フォドマップ食で昆布が自分の腸に合うかどうかは、チャレンジ期で少しずつ試すのがよさそうですね。
私も出汁を取るのには魚の鰹を使うことが多く、最近は昆布から遠ざかっていましたが、昆布も少しずつ試してみようと思います。