食品添加物ソルビトールでお腹が緩くなる?多く含むもリサーチ
市販の加工食品の原材料をみると、ソルビトールと書いてあるものがたくさんあります。
私は食事からお腹の調子を改善したいと思っていますが、ソルビトールについても調べてみたほうが良さそうです。
リサーチしてみました。
ソルビトールって何?
市販の食品を見ていると、原材料の欄にソルビトールと書いてあるものがたくさんあります。
ソルビトールは、糖アルコールの一種です。
原材料にはソルビットと記載されている場合もあります。
食品や医薬品などさまざまな製品に、多くは甘味料として使用されています。
食品では、加工お惣菜、加工寿司、加工ドレッシング、ハム、ソーセージ、ジャム、タレ、などでよく見られます。
市販のおにぎりなど、原料はお米だから、と思うものにも含まれていることがあります。
ソルビトールは通常、ブドウ糖(グルコース)を原料として製造されます。
産業的な製造では主に合成プロセスが利用されており、食品添加物としてのソルビトールはグルコースから製造されているものが多いようです。
ソルビトールは製造されている以外に天然にも存在する成分で、洋ナシ、桃、プルーンなどの果物やベリー類などの一部の食品に微量含まれています。
何故ソルビトールが多く製造され食品に添加されているのでしょうか?
ソルビトールはなぜ食品添加物として使われる?
ソルビトールが食品添加物として使用されている理由はいくつかあります。
甘味料としての利用
ソルビトールは砂糖に似た甘味を持っているので、甘味料として食品に甘みをつけることが主な目的として使われています。
甘さは砂糖の約60%ありますが、砂糖よりもカロリーが低いため、低カロリー食品やダイエット飲料にも使われています。
また、血糖値に影響を与えないので、糖尿病患者向けの商品などに利用されます。
湿潤剤としての利用
ソルビトールは水によく溶けるので湿潤性があります。
食品や医薬品の製造過程での保水性を向上させ、製品の質感や保存性を改善します。
特に菓子類やパン、ジャム、ソースなどの製品において、湿潤剤として使われることが一般的です。
安定性の向上
ソルビトールは熱に安定しており、食品の調理や加熱処理にも適しています。
製品の安定性を向上させ、賞味期限を延ばすことができます。
食品で甘さを付けるために砂糖の代わりに使うということが主な理由ですが、賞味期限を延ばすことができるなど、食品を販売する際の利点もありますね。
これらの理由などから、一般に販売されている食品に食品添加物として多く含まれているようです。
お腹とソルビトール
ソルビトールは体に影響があるのでしょうか。
お腹とソルビトールの関係について確認してみます。
お腹が緩くなる、腸に良いと言われている食べ物を食べてもお腹の不調が改善しない、。
こういうときはFODMAP(フォドマップ)が腸に影響しているかもしれません。
フォドマップとは、小腸で消化吸収されず大腸に届き、お腹が敏感な方にとっては症状を来たす原因になる成分をまとめたものです。
英語で個々の名前の頭文字を集めて、FODMAPと呼んでいます。
ソルビトールは糖アルコール、英語で言うと P (polyol ポリオール) の一種です。
FODMAPの P (polyol ポリオール) に該当します。
つまり、ソルビトールは小腸で消化吸収されず大腸に届き、敏感な方にとってはお腹が緩くなったり、張ったりなどの症状を来たす原因になる成分に該当します。
ソルビトールは、大量に摂取された場合に一部の人に下痢の症状を引き起こすことがある、と一般的にも言われています。
ソルビトールは浸透性のある物質なので腸内で水を引き寄せる性質があり、大量に摂取することで腸内の水分量が増加し、それが原因で下痢となることがあります。
FODMAPフォドマップとしてお腹に合わない人もいると思います。
適量であれば問題無かったけれど、多量に食べすぎたらお腹に不調が出る、という可能性もあります。
感受性に個人差があると思いますが、摂取量は自分で気を付けたいところです。
私自身も、”小腸で消化されにくく大腸で発酵してガスを発生するのでFODMAP的に自分のお腹に合っていないのかも”、と思い当たるところがあります。
FODOMAP(フォドマップ)について更に詳しくはこちらに記載しています。
自宅では使わないけど、お店で購入したものによく入っているソルビトール。
食品添加物としてのソルビトールを避けるならば、やはり手作り料理は安心です。
手作りする余裕が無いときは無添加食品にも頼ります。
自然界にも存在しているので、敢えて食品添加物として多く摂取する必要は無いよね、と思いました。
今回はソルビトールについてでした。
よく見る食品添加物トレハロースについて、続いてはこちらをごらんくださいね↓