十割そばとジビエ 山獲【 兵庫県三田市】
日に日に寒くなっていくこの時期、紅葉が美しいです。
紅葉狩りとグルメを兼ねて、兵庫県三田市の里山へドライブ&ランチに行ってきました。
ランチは 十割そばとジビエ料理 山獲(やまどり) です。
十割そばを食べたく、ここに行きたいなー、と思っていたお店なのですが、来てみた結果を一言で言うと「炭焼きジビエ美味しい~!」です。
古民家で炭焼きジビエ
三田市の奥地にある大きな古民家が「山獲」です。広々とした里山の中に在りとてものどかです。
古民家の庭では、むじな(アナグマ)や鶏も飼われており、自然の暮らしを思い出します。
事前に確認すると、ランチの電話予約は出来ないとのこと。
土曜日の13時前に到着し、名前を書いて、40分弱待ちました。県外からのお客様も多く賑わっているようです。
中に入ると、昭和の暮らしを思い出す古民家。
囲炉裏のような掘りごたつ式の炭火鉢前に案内され、暖かい火を目の前にしてほっこりです。
最初は十割そばを楽しむメニューで軽めランチでいいかな、と考えていたのですが、この炭火を目の前にして、焼かずにはいられませんでした!
突き出しに、十割そばを揚げたものを頂きました。
かりんとうのようにパリパリと。少し砂糖がかかっているのか、ほんのり甘いような。我が家の二歳児が大人の分にも手を伸ばし止まりません。
ランチメニューには、そば各種、ジビエ焼き物単品(猪、鹿、雉、地鶏、あまごなど)、セットもの、などがありました。
今回大人数だった我が家は、猪そば定食、地鶏そば定食、あまご、などをオーダーしました。
定食は、猪や地鶏の生肉とそばのセットです。生肉は自分で目の前の火で焼きます。
里山の景色を見ながら焼く、この非日常感が楽しいです。
お味は?
ジビエ、特に猪を食べる機会なんて滅多にありません。味わっていただきたいです。
まずは猪、うん、美味しいです!
猪肉は癖があると聞くことも多いですが、こちらの猪肉はにおいなども全くなく、分厚い豚肉を食べているような感じでした。脂ものっています。
店主さん曰く、猪を狩るときの仕留め方が大事とのことです。店主さんご本人が狩って捌いたもの、プロフェッショナルです。
地鶏は、これも絶品です。ものすごく柔らかくプリプリしていました。
あまり鶏を好きではない私の父が「くれくれ」と言って食べていました。地鶏と炭焼き効果、すごいです。
あまご、これはさっぱりした白身で、川魚の苦みなど感じない食べやすいものでした。
こちらはかけそば。お湯に入った蕎麦に、醤油出汁をお好みでかけるものです。
こちらはざるそば。生わさびを自分で擦ってお好みでかけられます。残ったわさびは持って帰って下さい、とチャック袋まで付けて下さいました。
十割そばのお味は、なんというか、そばというより団子っぽいような?!
少し太めで長さも短く、ツルツル麺を食べるというより、モグモグお箸でつかんで食べる感じです。
十割そばメインで訪問したのですが、ジビエのインパクトがすごくて、十割そばはさくっと食べ終わってしまいました。笑。
低フォドマップ&グルテンフリー
ジビエ肉、十割そばは低フォドマップ&グルテンフリーな食材、存分に楽しめるランチだと思います。
猪と地鶏は塩コショウがけです、と言われていたのですが、バタバタしており加減などをお願いするのを忘れていました。
持ってきてもらった生肉には、調味料味塩コショウのような味付けがなされていました。
二歳の娘にも少し塩辛めだったので、やはり生肉そのままをお願いすればよかったなと。
調味料など味付けが気になる方は、お願いすれば生肉のまま持ってきて下さると思います。
普通の塩は別途取り皿に盛ってありました。
価格
十割そばを楽しむ予定からメインはジビエに急転換!でしたが、ちょっと事前に知っておきたいのが、お値段です。
かけそばは930円とお手頃なのですが、猪そばセット 3880円ほど、鶏そばセット 2880円ほど(記憶が曖昧で細かい金額が定かではありません、すみません)とジビエ類はなかなかのものです。
火をみたらきっと色々焼きたくなるので準備要です。
里山でのどかにジビエとそばランチ、これもまた変わってて良いよね、と皆満足です。
火の暖かさを楽しめる寒い時期がおすすめです。
自分でジビエを焼きながら皆で火を囲んで楽しむ食事、素敵な経験になることと思います!