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ゴミよキエーロ!土だけの箱でキッチンくずをエコ処理


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春が来て急に暖かくなりましたね。

周りの花や緑も大きく成長しています。

気温が高くなり、我が家の キエーロ もフル回転してくれる時期がまたやってきました。

運用し始めてからほぼ1年経過、生ゴミ量の減少に本当に役立っています!



キエーロって何?

我が家のキッチン勝手口を出たところに置いてある木箱、

これが、土に還る箱 キエーロ です。


簡単に言うと、キエーロとは、土を入れた箱のことです。

土の中にいる微生物が調理クズを分解してくれるので、キエーロの中に調理クズを入れて埋めると消えてなくなる、という仕組みです。


調べると、キエーロは葉山にお住まいのご夫婦が作り出されたもの。

その銘々由来は、ゴミが消える、とのこと。

ゴミよキエーロ!

です。


野菜のヘタや果物の皮などの調理クズを自宅で処理するのに、コンポスト がよく知られています。

コンポストも、微生物の働きを利用して野菜クズなどを発酵&分解して堆肥にするという仕組み。

ピートモス、もみ殻くん炭、などを入れた段ボールコンポストなどもよく紹介されています。

ミミズコンポストもありますよね。

生ゴミを減らせる、発酵後に調理クズが消えてできたものは堆肥になる、と良いことたくさんだと思います。


我が家も、地球環境のために生ゴミ量を減らしたいし、ガーデニング肥料なども自然なものにしたいなぁ、など沸々と考えていました。

よし、始めてみよう!と動き出したのが2021年の春です。

色々調べてみる中で、段ボールコンポストもよさそうですが、匂いやハエなど発生しないのかな、という不安がありました。

最終的に、外で土だけを使う キエーロを取り入れることに。


我が家ではこの土だけの箱キエーロを1年近く運用してきました。

どんなふうに使ってきたか、様子を記録してみました。


キエーロを設置

キエーロ、土を入れるだけ簡単そう!

ということで2021年5月GWにキエーロ運用を開始しました。

キエーロで調べると、箱の作り方など詳しくおしえてくれるものもあります。

基本を参考にしながら、我流で始めてみました。

参照:土と風と太陽の力で生ゴミを分解 バクテリアdeキエーロ


ちょうど良い木箱が実家にあったのでそれを使うことに。

高さも35㎝ほどある結構大きめな木箱です。

場所は、キッチン勝手口の側が移動に便利そうなので、ドアを開けてすぐの軒下に置くことに決定。

土の上に底がある木箱を直接置いてよいものか、なんとなく空気がとおるほうがよさそうなので、木箱の下に細く薄いアルミ板のようなもの数枚をすのこのように感覚をあけて敷いてみました。

キエーロは蓋を付けるべきみたいですが、蓋がないので、取り合えず箱だけでスタート。

まずはやってみよう、かなり我流です。


箱に入れる土は黒土がよいとのこと、自宅に無かったので購入しました。

本当は近所のホームセンターで買えればよかったのですが、探しても黒土が見つからず、結局ネットで購入。

ヨドバシドットコムが送料込みでもコスパ良しです。


木箱に直接土を入れると木が傷むのが早くなるかな、と思い、内側に段ボール箱を敷いてその中に黒土を入れました。

ですが、4か月後の9月には中敷きの段ボールは破けて穴も空いて、なくなってしまいました。

紙だから微生物が分解してしまったようです。

土に触れていない上の部分だけ少し残っていたのも全部取り除きました。

今や本当に木箱に土だけです。


毎日の使い方

こんな風にざっくり6当分に分けて、1日1か所を掘ってキッチンくずを埋めて土をかぶせる、の繰り返しです。

野菜クズから小さめの魚の中骨まで大方全部分解してくれます。

我が家のキエーロで分解されずに残るのは、カボチャの種です。

カボチャの種は発芽して芽が土から顔を出していることもよくあります。


5月から秋にかけては気温が高い時期が続くので分解も早く、1か所に埋めた調理クズは5~6日間ぐらいで消えてなくなっていました。

6当分しているので、6日後にまた同じところを掘るのですが、不思議と調理クズは消えて普通の土になっています。


冬になり気温が低くなると土中の微生物の動きも鈍くなるので分解スピードも遅くなります。

上に厚手のビニールを被せたりして少しでも温度が上がるといいかな、と運用していましたが、真冬は入れた食品クズが2週間以上経ってもまだ何かが残っているような感じでした。

とても寒い時期はキエーロに全部入りきらないので、できるだけ調理クズが出ないように料理を考えたりしながら生ゴミを減らすように違う工夫をしていました。


匂いとハエは?

約1年運用していますが、匂いは無いです。

コバエも基本的に発生しません。

深く掘ってゴミを入れてかき混ぜてから上にしっかり土をかぶせる、

こうすればハエは来ないです。


上にかぶせる土が薄かったり、前回分解しきれなかった調理クズの残りが表面に出ているとハエが発生します。

深く掘って乾いた土を厚くかぶせる、ここに気を付ければ大丈夫です。


キエーロ最高

土に生ゴミを消してもらうキエーロ、1年運用してみましたが素晴らしいです。


実感したメリットをまとめると、

生ゴミが激減(週2のゴミ出しが週1小袋でOKになりました。)

・市指定の生ゴミ袋購入費用が減った

・キッチンの生ゴミ箱の匂いから解放された

・キエーロの土はガーデニングプランター菜園の肥料にもなる

と、良いこと尽くしです。

我が家の庭の植物たちにも時々キエーロの土を被せたりしますが、葉の成長や花色の鮮やかさが著しいです。


デメリットをしいていうなら、

・雨続きや冬などで気温が下がると分解スピードが遅くなるので次のキッチンくずに間に合わない

・雨の日や寒い日に掘るのが手間なときもある・・

という感じです。


心配していたハエも乾いた土を厚くかけることを忘れなければ発生しないし、キエーロを設置して損することはなく、お得なことがたくさんです。

何より、ゴミの日に出していた生ゴミ量が激減したこと、これが一番嬉しいです!

サスティナブルな暮らしでできることを大きく1つやってみたー!よかったー!という気分です。


キエーロは土を使いますが、ベランダでも設置できます。

箱も木である必要はなく、使わなくなった衣装ケースに土を入れても大丈夫なようです。

まずはやってみようと手軽な気分でできると思います。

私も我流キエーロでここまで運用できているので、ちょっとトライしてみるのにもおすすめです☆


1年経つので木箱の剝がれそうになっている部分などをかすがいで補強もしてみました。

薄い木箱なので大丈夫かなと心配していましたが、まだまだがんばってくれそうです。

蓋も付けた方が冬に温度を上げるためによさそうですが、とりあえず暖かい今はまだ大丈夫かな。 様子を見ながら使っていきたいと思います☆